共依存?自分でも気付かない親との重~い関係

2018-11-13

こんにちは、「うつ脱!」主宰の森耕一です。
今回は、日本産業カウンセラー協会の 吉田佳奈 カウンセラーに寄稿していただいた記事を掲載します。

~~~~共依存?自分でも気付かない親との重~い関係~~~~

(1)自分のことは後回し。親が重いと感じていませんか?

うつむく娘夫婦の不仲、嫁姑問題、介護、アルコール依存や借金、病気など、親が問題を抱えており、自分のことが後回しになってしまうという方がいます。
現実的に介護や看病をしたりすることに忙しく、自分の時間が取れないという方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ここで問題として取り上げたいのは「自分の心」の後回しです。

生活の上で大変なことを抱えていても、仕事がうまくいっていたり、職場やプライベートの人間関係が良好であったりと、親の問題とは離れたところで自分の心が満たされている分には心配はないと言えるのかもしれません。
 
ところが、恋愛や友人関係、夫婦関係がうまくいかない、仕事でもハードワークになってしまったりやりがいを感じられず辛い心境でいたりする場合は要注意です。

(2)「私だけ幸せになるわけにはいかない」という罪悪感

親の問題に巻き込まれていて、自分の人生については後回しになっているという状況で要注意な感情は、例えば以下のようなもの。

  • 「私は幸せになれるはずがない」と諦めている
  • 「母親(父親)を差し置いて自分だけ幸せになるわけにはいかない」
  • 「自分だけが幸せになることに罪悪感がある」

これらの感情は、自己肯定感の欠如や自尊心の低下が原因となっている場合があります。
普段意識することは難しく、心の奥底、潜在意識に眠っていて気づきにくいことも多いのです。カウンセリングやセラピーを受けたり、自助グループへの参加を通して、そのような自分の感情に初めて気付くというパターンもあります。

(3)自分では気付かない、親子関係に潜む共依存

母と娘このような親子関係は、もしかすると「共依存」かもしれません。
アルコール依存症者の家族や、DVの夫婦などに見られる「依存するものとされるものの関係性に依存している状態」を指す共依存。
共依存の状態にあると、周囲の期待に応え続けたり、他人の問題解決に必死になったりすることで、「必要とされている自分」の価値を認めようとする傾向にあります。
深層心理では、自分は価値のない人間だと思っているため、そのような人間関係に依存してしまうのです。
 
自分は価値がないと思ってしまう原因として、幼少期から問題のある機能不完全家族に育った、過干渉に育てられた、反対に否定されて育った等が挙げられます。

例えば、30歳・会社員のA子さん。

夫婦仲の悪い両親のもとで育ち、常に母親の悩み相談役をしてきた。
わがままで母親を悩ませる父親を責め、結婚に対してマイナスイメージがある。

会社ではとても仕事ができ信頼されているが、一人で抱え込んでしまいハードワークに陥っている。
嫌なことでも断ることができず、いつも人からどう思われているか顔色を伺っている。

握る手恋愛ではいつもいわゆる「ダメ男」にはまってしまい、献身的に尽くすものの愛されている実感がない。
しかし彼のことは私が支えてあげなきゃ、と強く思っている。

デートに出かけたり友達と遊びに行ったりすることを母親に干渉され、外出の時はいつも後ろめたい。
しかし父親のことで苦労している母親を一人にして一人暮らしするのには罪悪感がある。

いつも深刻で気持ちが落ち込みやすい。
「私は幸せにはなれない」と思っている。

これは機能不完全家族で育ち、自己肯定感がなく母親と共依存になっている娘さんの例です。
母親と共依存のため、恋愛でも共依存関係に陥ってしまっています。

(4)親と境界線を引き、適切な距離を置く3つのコツ

共依存者は、親と自分の境界線がうまく引けていないために、世話を焼きすぎたり行き過ぎた自己犠牲で相手に尽くしたりしがち。
親と心の距離を置き、親が解決できることは親自身が解決する、親は親の自己責任でやっていける、という意識に切り替えて、自分の人生の主導権を取り戻すことが大切です。

  1. 引っ越す、一人暮らしをするなど物理的な距離を置いてみる。
  2. 自らを見つめ、過去を振り返ることで、自分の心の状況を客観的に見つめる。
  3. 自分の気持ちをありのままに感じ、できないことはNOという勇気を持つ。

という3つから始めてみてはいかがでしょうか。

(5)自己肯定感を高め、自分の人生を始めよう

離れる手とはいえ、自己肯定感が低い人が、いきなり「自分を大切に」と言われてもなかなか難しいもの。
共依存を脱するには長い年月をかけてインナーチャイルドを癒していく作業が必要となることが多いものです。
 
でも、一つ言えるのは、この記事を読んで「私は共依存かもしれない」と気づき、少しでも変わりたいという意志が生まれたのなら、それは大きな第一歩です。

共依存になっていた自分を認め、頑張りすぎていた自分をねぎらい、癒して自己肯定感を高める。そして自らの人生を幸せなものに描き直していくーー。
その一歩を踏み出そうとする方をカウンセラーは応援します。
一緒に少しずつ癒していきましょう。

まとめ:共依存?自分でも気付かない親との重~い関係

(1) 親の問題が重くて、自分のことは後回しになっていれば、共依存の可能性が高い。
(2) 「私だけ幸せになるわけにはいかない」という罪悪感を感じるのは、共依存。
(3)親子関係に潜む共依存は、自分では気付かない場合も多い。
(4)親と境界線を引き、適切な距離を置いて、共依存から抜けるには、3つのコツが…。
  ① 一人暮らししてみて親と物理的な距離を保つ
  ② 自分の過去を振り返り、自分の心の状況を客観的に見つめる。
  ③ 自分の気持ちに忠実に。できないことにNOと言う。
(5)自己肯定感を高め、自分なりの生き方を探し始めよう

~~~~ 文責:産業カウンセラー:吉田佳奈 ~~~~

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