泣けば気分が晴れる!?

2014-09-04

cryingteardrop悲しいことつらいことに耐えながら、一人で涙を流して思い切り泣いたことはありますか?
それとも泣かずに堪えるだけでしたか?
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幾つかの研究で、泣いた後には気分が晴れるという研究結果が報告されています。
抑圧されたストレスが解放されて、ごちゃごちゃになっていた感情のパレットがきれいに洗い流されるのです。
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泣くことで、β(ベータ)エンドルフィン(=多幸ホルモン)が湧き出てきて、張りつめていた気持ちを取り去ってくれます。
βエンドルフィンは、またの名を脳内麻薬あるいは脳内モルヒネと呼ぶ人もいます。
分子構造が、モルヒネと似ていて、痛みを鎮め、幸福感を高めるからです。
しかし、人間の身体の中で生成されるホルモンなので、麻薬のような依存性は、ありません。
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南フロリダ大学での研究によると、1人の友人の前で泣くことによって、自分は人に支えられているという感覚が増し、気分が安定するという結果が出ています。
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それでは、恥ずかしがらずに、思いっきり泣いてみましょう。

子供が泣くとき

赤ん坊が泣くのは、母親や周りで育ててくれる人たちの同情を誘って、自分の面倒を見てもらうためです。
その引き金は、空腹のストレスや排便した後の不快感のストレスです。
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赤ん坊が成長して子供になってくると、空腹の時は言葉で要求できるようになってくるので、空腹のストレスでは泣かなくなってきますが、痛みのストレスは比較的年齢が上がってきても、涙の引き金になります。
依然として周りの大人達の登場を誘って、自分の面倒を見てもらう必要があるからです。
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さらに成長してきて、叱られたり、悔しい思いをしたり、失敗したりした時に涙を流して泣くようになってきます。
これは、子供なりに心の中にストレスが発生し、それを解消するため反応です。

泣かない大人の習慣

これが、中学生から高校生、そして大人になるにつれて、「人前で泣くものではない」とか「涙を出さずに頑張り抜け」といったようなしつけを受けるようになります。
また「泣くのは恥」といった社会規範に従うように育ちます。
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その結果、「大人として泣かない」習慣が身についてきます。
涙を流して泣くという反応は、本来、体内に発生したストレスを外に吐き出して解消する身体反応だったのに、「大人として泣かない」習慣で、ストレスや感情を吐き出さずに中に溜め込んでしまうようになったのです。

大人が泣くとき

「大人として泣かない」しつけを受け「涙を見せるのは恥」といった社会規範に従っている立派な大人なのに、思わず涙があふれ泣いてしまうことは、まれにあります。
主に次のようなケースです。

  • ● 悲しい、悔しい、という気持ちが非常に強くなると、強いストレスになって抑えきれなくなり、「大人として泣かない」ブロックの堰を切って、涙になって吹き出します。
  • ● 感動したり共感したりして泣く
  • ● 大人でも嬉しさのあまり、あるいは感動して泣くことがあります。
  • ● 他人の悲しさ、悔しさ、嬉しさに共感したり同情してたりして泣くこともあるでしょう。

言わば感情の波が共振するのです。

大人の共感回路

中学生から高校生、そして大人になるにつれて、他人の気持ちに共感して泣くという、共感の回路も出来上がってきます。
感動的な映画やドラマを観ての感動は、この共感回路が共振させられて起こります。
音楽を聴いて、あるいは絵を見ての涙がでるのも、この高度な共感回路のためでしょう。

副交感神経が一気に優位になる

目覚めている間、交感神経が人間の行動を優位に支配していますが、どっと涙があふれ出す瞬間、交感神経が沈静化し、副交感神経が優位になります。
副交感神経が一気に優位になることによって、交感神経が抑え込んで溜め込んできたストレスが、一気に解放されることになるのです。
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そして、この副交感神経が優位な状態は、10分以内に終わってしまいます。
「泣いたカラスがもう笑ろた!」というはやし言葉がありますが、泣いた後は、ストレスが解放され、逆に非常にリラックスした状態になるのを、うまく表現しています。

重いうつ病では泣けなくなる

うつ病が比較的軽い段階では、自分の力が思うように発揮できずに悔しく、自分の価値が感じられなくなって悲しくなり、涙を流すことも多いでしょう。
内部に蓄積したストレスを多少は解放する力が残っているということです。
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しかし、さらに重くなると、その力も無くなってきて、悲しみも十分に感じられなくなってしまい、泣けなくなってしまいます。
感動したり共感したりして、涙を流すことができるようであれば、「うつ」といっても比較的軽度な状態と考えられます。

涙を流して泣くには?

ストレスを抑えつけ封じ込めてきたしつけや社会規範を、捨てなさい!と、急に言われても、身について習慣になってしまって難しいでしょう。
泣くことを恥ずかしいと思わないようにする、大人は泣かないものという価値感を捨てるのは、大人になってしまってからは非常に難しいものです。
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それではどうすれば良いでしょうか?

  • 泣ける映画やドラマで、思い切り涙を流して泣いてみましょう。
  • 映画館であれば暗いので人目が気になりません。
  • 部屋でTV画面で観る場合も、部屋を暗くしておけば、比較的気にならなくなります。
  • 登場人物にも、気持ちを同化しやすくなります。
  • 音楽であれば、コンサートに出かけてみましょう。
  • 回りの人たちも同じ感動の波長を持っている多いので、巻き込まれて感動を高めやすくなるでしょう。

第3の涙

瞑想をしていて、深い状態に入ると、ふと涙が湧き出すことがあります。
これは、日常感じる普通の感情の涙とは全く違います。
悲しいのでもなく、嬉しいのでもなく、悔しいのでもなく、何かに揺さぶられるような感動を覚えている訳でもありません。
これは瞑想状態によって交感神経が沈静化し、副交感神経が優位になるためです。
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感動や共感の涙であれ、第3の涙であれ、涙を流して泣く機会はあなたの心のカタルシスにとって、貴重です。
人前であれ、人目を忍んでであれ、大いに泣いてみましょう。

まとめ:泣くことで気分が晴れる!?

  • 泣けば気分が晴れる!
  • 子供が泣くとき
  • 泣かない大人の習慣
  • 大人が泣くとき
  • 大人の共感回路
  • 副交感神経が一気に優位に
  • 重いうつ病では泣けなくなる
  • 涙を流して泣くには?映画?ドラマ?コンサート?
  • 第3の涙は瞑想から

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